株式投資って、「お金に働いてもらう」ための代表的な手段のひとつなんですが、いざ始めようとすると…
ETF?インデックス?高配当株??
と、初っ端からつまずきますよね(私がそうでした)。
私自身、最初は「VYM=高配当株」だと思ってました。でも実は、VYMは“高配当株が詰まったETF”なんです。 この違いが分からなくて、けっこう混乱した記憶があります。
今回は、そんな初心者さんが最初につまずきやすい「株式投資の基本」について、私自身の失敗談も交えながら、解説していきます。
株を買うってどういうこと?
株を買う=会社のオーナーの一部になるということです。 「この会社、応援したいな」「伸びそうだな」と思って投資すると、その会社が成長したときに利益を分けてもらえる仕組みです。
リターンは大きく分けて2つ:
- 配当金(定期的にもらえるお小遣い的な収益)
- 値上がり益(安く買って高く売ったときの差益)
また、株式はインフレにも強い資産なんです。 物価が上がり、企業が価格転嫁できれば売上や利益も増えて、株価に反映されることが多くなります。
だから私は、現金だけじゃ不安だな…と思い、株式にも分散するようにしています。
ETF・インデックス・高配当株、何が違うの?
ETF(上場投資信託)
ETFは、ざっくり言うと「株の詰め合わせパック」。 いろんな企業の株をまとめて1本の商品にし、株式と同様に株式市場が開いている時間にリアルタイムで売買でき、分配金(配当金とほぼ同義です)も貰えます。
私が最初に購入したのは「SPYD」「HDV」「VYM」でした。 とにかく配当金が欲しいと思い、個別株を選ぶ自信もなかったので、「ETFなら分散されてるし安心かな」という理由でした。
また、不動産での家賃収入が全部“円”なので、ドル建ての収入源も欲しかったんですよね。
簡単にそれぞれの特徴をまとめると:
- SPYD:S&P500(米国の代表的な約500社)の中から配当利回りが高い80銘柄を均等に投資。クセはあるが利回りも高め。
- HDV:財務が安定していて、かつ配当が高い銘柄を厳選。安定性を重視する人向け。
- VYM:米国の大型高配当株を広くカバー。分散性が高く、バランス型の高配当ETF。
この3つは「米国高配当ETF御三家」みたいに紹介されることも多く、それぞれの違いを理解しておくと、目的に合った選び方ができるようになります。
インデックス投資
インデックス投資は、日経平均やS&P500みたいな「株価指数」に連動する投資スタイル。
- 広く分散されていて
- 手数料が安くて
- 初心者でも長期で安心して持ちやすい
ということで、今でも私は「最も効率のいい投資法の一つ」だと思ってます。
ちなみに、“オルカン”というよく聞く全世界株ファンドは、まさにこのインデックス投資の代表格。
実は「オルカン」にもいろんな種類があります。たとえば:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):最も人気のある定番ファンド。信託報酬が低く、初心者向け。
- SBI・Vシリーズ 全世界株式(除く日本):SBIが出している低コスト型。日本を除きたい人におすすめ。
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド:楽天証券を使っている人には選びやすい1本。
どれも基本的には「世界中の企業に広く分散して投資するファンド」ですが、発行する会社によって、微妙に組み入れ国・コスト・連動指数などが違うので、自分に合ったものを選びましょう。上記3銘柄は代表的なものでどれを選んでも誤差の範疇です。
高配当株投資
配当利回りが高い企業に1社ずつ投資を行い、定期的に配当金をもらうスタイル。ここで高配当とは3.7~8%以上の配当金を1年でもらえることと定義しています。
- 日本だとJT
- 米国だとコカ・コーラ(KO)などが有名ですね
ただし、高配当株は個別企業への投資になるので、その会社の業績次第で減配されたり、株価が下がったりするリスクもあります。 対策として私は、数十社の株式を少しずつ保有し、ETFのようなお弁当パックを自分で生成するイメージで購入しています。これは、イケてるETFがない日本株へ投資を行う際に用いています。
もうひとつ知っておきたいのは、高配当株を出す企業の特徴です。
- すでに一定のシェアを持ち、ビジネスが成熟している
- 成長投資よりも、利益を株主に還元する方が合理的
つまり、「利益は出てるけど、これ以上どこに投資する?」みたいな企業が配当を出しているケースが多いです。
この点で、GAFAMのようなハイテク成長株とは真逆。 ハイテク株は「配当を出すよりも、どんどん成長投資する」ことで株価を上げていくスタイル。
だから、高配当株投資は「安定志向・現金収入重視」の投資スタイルになります。
ETFと投資信託の違いって?
ここが地味につまずくポイントです。。。 結論から言うと、一番の違いは「上場してるかどうか」です。
- ETF:証券取引所に上場 → 株と同じようにいつでも売買OK
- 投資信託:非上場 → 1日1回の価格で売買(タイムラグあり)
たとえば、「全世界株をシンプルに持ちたい」という人には、投資信託の“オルカン”がおすすめです。
- 配当が出ないタイプを選べば
- 税金がかからない分、効率よく複利で増やせる
- 自動で再投資してくれるから放置できる
逆に、「今の生活を少し豊かにしたい」と思うなら、配当がもらえるETF(例:VT、HDV等)を選ぶのもアリ。
どっちが正解というより、自分の目的に合わせて使い分けるのがコツですね。
初心者におすすめの始め方
私がもし、今からもう一度ゼロから始めるなら、このステップでやります:
- 楽天証券かSBI証券で口座開設(スマホでOKですがPC推奨)
- 積立NISAかiDeCoを設定(税金面でおトク)
- インデックスファンド(S&P500や全世界株)を月1万円から積立スタート
「配当をもらってみたい」と感じたら、高配当ETFにチャレンジしてみる。
とにかく小さく始めて、慣れていくことが大事です◎
株・不動産・副業、どう違うの?
いろんな資産形成法がありますが、それぞれの特徴をまとめるとこんな感じです:
種類 | タイプ | 特徴 |
---|---|---|
株式投資 | 任せる投資 | 放ったらかしOK。時間がない人に向いてる |
不動産投資 | 経営型投資 | 自分で考えて動く。戦略次第で収益大きい |
副業 | 労働型収入 | スキルと努力で収入を増やせる。即効性あり |
どれか一つじゃなくて、3つを組み合わせるとかなり安定感が増します。
私自身、不動産でキャッシュフローを作りつつ、株式で長期資産を増やし、副業や情報発信でキャリアの幅を広げています。
まとめ:迷うなら「少額で始める」が正解!
- 株式投資にはいろんな手段があるけど、どれも一長一短
- 最も効率が良いのは「インデックス投資」だと思う
- 配当が欲しいならETFや高配当株もアリ
- 投資信託とETFは、目的で使い分けよう
- 株はインフレ対策にもなるし、現金だけよりずっと心強い
投資って、最初はわからないことばかりですが、 「小さく始めて、やりながら覚える」のがいちばん確実です。
ぜひ、焦らずゆっくり育てていきましょう😊
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